夏の虫との出会い

7月27日

外から「ミ~ンミンミンミン!」と大きな鳴き声が保育室まで聞こえてきます。

「この鳴き声なにかしってる?」と尋ねると「せみ!」とよく知っていて、絵本の中に出てくるセミのページを広げて見せてくれました。

絵本「ころちゃんはだんごむし」

穴の中におっこちたころちゃんを助けてくれたセミの幼虫が最後は脱皮してセミになるというページを思い出したのでしょう。

そして、セミを見つけにお散歩へ出かけました。実際にセミをアミで捕って目の前で観察できたらいいなと思い…先生は頑張りましたよ!「ほっ!」「とれたよ~」じゃ~ん!

imageバタバタと羽を動かして「ジィージィージィーッ!」と暴れているセミにちょっぴりびっくりしている子もいましたが、興味深く…ケースに入ったセミをのぞき込んでいました。羽が印象的だったようで、セミとお別れする時も「ばいばーい!パタパタっていっちゃったね~」と感想を口づさんでいました。

image (2)そして、今度は近くの施設「うの家」まで行きました。いつも月1回提供給食日にお世話になっている「忍ぶ庵」へ畑で採れたお野菜をお届けに行くためでした。そして、お届けするとちょうどカブトムシをたくさん飼育しているおじさんに出会いました。「カブトムシみせてあげよう」とケースの中からたくさんのカブトムシが出してくれました。

image (1)最初は、恐る恐ると…なかなか勇気がもてなくて近寄ることができなかった子たちも「飛ばない、噛まない」と聞くと少しずつ距離を縮めて観察させてもらうことができました。

保育室へ帰ってからも今日の虫との出会いは印象的だったようで、ハンドブックの図鑑でセミやカブトムシなどをみつけて、「これいた!」と嬉しそうにお話ししています。

夏の虫。近頃はふれあう機会も少なくなってきていますが、このような環境の中でも興味や関心がひろがるように周辺散策に出かけ、自然体験を通して発見したり感じた事などを言葉で伝えようとする姿を大事にしていきたいと思っています。

 

 

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